次の「チャットレディとお客様の会話」を読んで、お客様のセリフ１、２に対してあなたがチャットレディの代わりにボケて返してください。
ただし、１つ目のボケをおもしろくしたいので場合によっては１と２の順番をかえてもいいです。
また考えやすいようにイニシャルAという制約をつけましたがAを無視してもかまいません。
要は面白いボケが小→大の順で並んでいれば結構です。
＜問題文＞
客「ねえ君、社会人は教養が必要なんだ。ちなみに今の総理大臣知ってる？」
チャットレディ「えーっ？わかんないけど小泉首相ですか？」
客「だめだなー。じゃあヒントをあげるよ。イニシャルがA」【１】
チャットレディ「ごめんなさい、私ホントにそういうの弱いんです」
客「困ったねえ。じゃあ誰でもいいから小泉以外で知ってる総理大臣言って」【２】
チャットレディ「えー！うーん。ごめんなさい、やっぱり無理みたいです」
＜解答例＞
これは「ボケの重ね方」の問題です。重ね方には
●違う角度からボケる
●どんどん遠くにボケる
●それらの複合でボケる
という３つの基本があります。
この問題では正解が「現在の日本人の男性」なので、ボケは「古い人」「外国人」「女性」「架空の人物」「なんでもあり」といった角度で考えるといいでしょう。
たとえばこんなふうに重ねると良さそうです。
チャットレディ「えーっ？わからないですけど小泉首相ですか？」
客「だめだなー。じゃあヒントをあげるよ。イニシャルがA」【１】
チャットレディ「A?うーん、アンジェリーナ・ジョリー？」
客「困ったねえ。じゃあ誰でもいいから小泉以外で知ってる総理大臣言って」【２】
チャットレディ「えーっ！うーん。あっ、もう１人知ってます！内閣総理大臣！」
この他にも
A→麻垣康三、浅野内匠頭、安部譲二、アインシュタイン、APEC
誰でも→ピッコロ大魔王、ペイリン副大統領候補、徳川吉宗、太田光、木村拓哉
といった切り口もあります。アンジェリーナ・ジョリーやピッコロ大魔王のように音の響きのいいものは笑いがとりやすくなることも覚えておきましょう。
この問題はすぐに浮かんだ言葉とゆっくり考えた言葉のレベル差が大きくなります。またフレーズを覚える作業などにくらべて同じような場面にあたりにくいので無駄がでます。
しかし、こういう練習を繰り返すことで処理能力が高まり、かなり早く思いつくようになります。
またあとで考えたものとのレベルの差も小さくなります。
学生の時先生が「試験でいい点をとるには、暗記、練習、現場の集中力の３つが大切だ」と言っていました。
同じように切り返しがうまくなるには「フレーズやネタの整理、記憶」「反省や発想の練習」「よい脳の状態と分業」の３つが大切といえるでしょう。
